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緞通の作業工程

GWによもぎ染め

2013-05-06 06.55.25.jpgGWもあと1日となりました。

みなさん如何お過ごしですか?

 

私は家で色々作業をして過ごしました。

海も緑もまわりにたっぷりあるので、

人混みの中を出掛けなくても、

この新緑が輝く季節を、

楽しく過ごせるのがありがたいです。

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 こんどの緞通に使うために、

よもぎ染めの糸を作りました。

素人染めなので、

そんなにうまくはできませんが、

化学染料だけでは出ない、

微妙な色合いが作ってて楽しいです。

写真は煮だした後のよもぎ。2013-05-06 07.55.39.jpg

たっぷり色素が出たので、

最初は2かせだけ染める予定だったのが、

手持ちの糸にどんどん重ね染め。

 

アップの写真を撮ると

かなりまだらなのがよくわかります。

最初はこのまだらが心配だったけど、 2013-05-06 07.56.13.jpg

緞通に仕上げてみると、

化学染料のべたっとした質感より、

ずっと自然なかんじになる気がします。

 

今の1年に1枚のペースだと、

新作の緞通はあといくつ作れるのか。

限られた時間の中で作るので、

色も柄もこだわっていきたいと思うのです。

 

  

小春日和

今日は昨日とうって変わって1211182.jpg

ウラウラと日差しが温かく、

敷き伸し作業がはかどりました♪

 

赤穂は冬場も晴れて温暖なのですが、

さすがに日差しが弱くなって、

敷き伸しすると乾くのに3日かかってしまいます。

ネットで地元天気を確認するのが日課でしたが、

最近はテレビのデータ放送で、

ちゃちゃっとお天気チェックできるので、

とっても便利になりました^_^;

 

さて展示会用の緞通の敷き伸しはこれが最後、

後は室内での仕上げ作業に入ります。

これで雨降ってもハラハラしなくてすむので一安心。

 121118.jpg

藍は丁寧に水で洗いあげます。

他の染料と違って洗えば洗うほど、

きれいな色合いに復活します。

水を含んだ藍は透明に光って、

とっても美しいのです。

写真でうまく伝わるかな?

私だけの重労働のご褒美かもしれません。

 

 

 

 

 

ひだまり庵"五牡丹"作成開始

 

091028.jpgひだまり庵では機の縦糸かけが終わって

いよいよ新しい緞通にかかります。

ここまでの準備が大変なのです。

文様を選んで、図面の準備して、

糸の準備して、縦糸に糊づけして、

織機に糸を張って、その他諸々・・。

確か、糸の準備が終わったのは夏ごろだったっけ?

 

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織機の向うに古緞通の五牡丹がかかってます。

正面にぶら下がってるのが図面全体図。

古緞通と同じ文様だけど色は違います。

2人であぁだこぅだ言いながら、

糸を選んだのですが、

緞通の色は出来上がってみるまで、

正確にはわからないので、

(糸だけで見てるのとずいぶん違うのです・・)

どんなかんじになるか、わくわくドキドキ。

 

 

 

染めた糸

090909.jpg黄色系の濃淡2種類の糸、

できあがりました。

ウコンは日光で退色するので、

しばらく光にあてて、

色あせが落ち着いてから

使おうと思います。

これを使うの、いつになるかなぁ。

早くて来年の秋。。

 

糸染め

娘が夏休みで帰ってきたので、090831.jpg

人手のある時にと、ウコンの葉で糸染め。

知り合いが大量に乾燥させて

届けてくださったウコンの葉を煮出します。

 

下の鍋の中身が第1液。

もう1回煮出して第2液をとります。

 

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生成り糸を入れて色染め中。

緞通に使うのは木綿糸なので、

絹やウールと比べて色が入りにくくて、

処理がちょっとややこしいのです。

 

 

 

 

 

一人前になるのに10年

私はとても不器用なほうで、5年前初めて鋏を握った時は、

「なんか変」って先輩に言われました。

だって握り鋏ってそれまで使ったこと無かったし・・。

(マジです、学校の家庭科で雑巾縫ったときは先生が絶句してました)

その分根気だけは人一倍あるほうで、

一日中織機に向かっていても飽きることがないのが取り得。

(飽きる前に目とか肩とかが限界になります・・)

でも雨がシトシト降り続く中で鋏を使っていると時々ため息が出てしまう。

地摘みといって、手の感覚だけで全面を厚さ5mm程度に

滑らかに切って整える作業があるのですが、

これがなかなかうまくできません。

そんな時には「あと5年」と呪文をとなえることにしています。

1人前になるのに10年掛かると最初に言われたので、

今5年目だから、あと5年は猶予があるわけです^_^;

でも呪文の効き目は年々減っていきますからねぇ。

今日は朝からお日さまが出て、やる気も満々!

では今から作業始めてきます。

 

 

 

 

夜なべ仕事

080615.jpgこれは横糸を機に通すのに使う

「杼」です。

昔の品を真似て手作りしています。

"ひだまり"さんのところには竹林があるので、

冬場に竹を切ってきて、いろんな小道具を作ってくれます。

「杼」以外にも織機に必要な部品は竹で作られていることが多くて、

けっこう大量の竹が必要です。

現在では他の素材を使ってもよさそうなものですが、

試してみてもやっぱり竹が一番具合がよいようです。

昨日の夜はサッカーを見ながら、「杼」にヤスリをかける夜なべ仕事。

ちょっとカーブがきつくて滑りにくかったので調整です。

 

機作り完了

080530.jpgやっとのことで、

縦糸張り終わって、

これで機作り作業完了。

あとは織り始めるだけです。

でも、

明日からちょっと京都で息抜き。

来週から頑張ります。

 

作業中

080317.jpg今日も好いお天気で、敷き伸し日和。

ひだまり庵でもひぐらし庵でも、

最後の作業中です。

 

この緞通はずいぶん昔のですが、

裏の結び目が揃っていて、

とってもカッチリしています。

 

 

0803172.jpg  

 

まだ湿り気が残っているうちに、

長年経って、糸が乱れたり、

飛び出してきてる部分を、

ピンセットを使って整えていきます。

 

 

 

 

 

 

もうすぐ織機納入

0803141.jpgひぐらし庵で使う織機が

いよいよ最後の仕上げ作業中です。

作っていただいている赤穂建具さんへ、

納入の打ち合わせに行ってきました。

 

 

 

 

  

0803142.jpgこの織機でお終い、

と言われてる社長さん。

もう、そろそろお年なので、

余力は今まで20台以上作った織機の

メンテナンスに回すそうです。

染織職人も、鋏職人も地元にいなくなり、

織機作ってくれる人もいなくなったら、

これからの織り手はどうなるんかなぁ。。

 

 

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発注してから完成まで

1年近くかかった原因の部材

じっくり乾燥させないと

使ってるうちにヤセて?

ひずみが出るそうです。

これは8ヶ月以上も倉庫で寝かされてました。

 

 

 

 

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織機に使う木材は

正目の上等な木じゃなくて、

節のある木の方が丈夫でよいそうです。

緞通作りはかなりの力仕事で、

織る方もしんどいけれど、

織機も大変です。