緞通
『銀花』休刊・・
先日、緞通をお手入れさせていただいたお客様からご連絡があって、
赤穂緞通の記事が載っている古い『銀花』を送ってくださいました。
文化出版局刊
1973年夏の銀花第一四号
今から40年近くも前、
その頃ただ1軒残っていた緞通場を、
取材したその記事も写真も素晴らしく、
私にとって伝え聞くだけだった光景が、
まざまざと目の前に浮かんできました。
これは資料としてぜひ紹介させていただきたいと、文化出版局に連絡したところ、
快く承諾してくださったのは嬉しかったのですが、
この春の号で銀花は休刊になったと聞いて、、残念でなりません。
隅々まで洗練された、独特の雰囲気がただよう雑誌だったのに。
「読んでいてとても居心地のよい雑誌で、届くなり家事をそっちのけで読みふけってしまう」
というのは、愛読者だった知り合いの言葉です。
2009年秋第百五十九号、敬愛する志村ふくみさんの特集号に
とても光栄に思ったのが鮮やかな記憶です。
その時の表紙コピーが、
「生きて、織って、老いて、ここまできた」
いつかは私もこの言葉使ってみたいなぁ、と。
そういえばこの号で赤穂緞通を見られて、
水害でJRが寸断されて代替バスしか、
交通手段のない倉吉から遥々日帰りで、
やってこられたお客様がいらっしゃって、
その場で小さめの緞通を買っていただいて、
とても嬉しそうに抱えて帰られた思い出があります。
廃刊ではなく休刊ですよね、いつか復刊しますように。
2010年5月 7日 20:57 | コメント(0) | トラックバック(0)
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