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緞通の資料

『銀花』休刊・・

先日、緞通をお手入れさせていただいたお客様からご連絡があって、

赤穂緞通の記事が載っている古い『銀花』を送ってくださいました。

 

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文化出版局刊

1973年夏の銀花第一四号

 

今から40年近くも前、 

その頃ただ1軒残っていた緞通場を、

取材したその記事も写真も素晴らしく、

私にとって伝え聞くだけだった光景が、

まざまざと目の前に浮かんできました。

 

 

 

 

これは資料としてぜひ紹介させていただきたいと、文化出版局に連絡したところ、

快く承諾してくださったのは嬉しかったのですが、

この春の号で銀花は休刊になったと聞いて、、残念でなりません。

隅々まで洗練された、独特の雰囲気がただよう雑誌だったのに。

「読んでいてとても居心地のよい雑誌で、届くなり家事をそっちのけで読みふけってしまう」

というのは、愛読者だった知り合いの言葉です。

 

2009年秋第百五十九号、敬愛する志村ふくみさんの特集号に

赤穂緞通も20数ページも割いて掲載してくださって、02941-09-2009.jpg

とても光栄に思ったのが鮮やかな記憶です。

その時の表紙コピーが、

「生きて、織って、老いて、ここまできた」

いつかは私もこの言葉使ってみたいなぁ、と。

 

そういえばこの号で赤穂緞通を見られて、

水害でJRが寸断されて代替バスしか、

交通手段のない倉吉から遥々日帰りで、

やってこられたお客様がいらっしゃって、

その場で小さめの緞通を買っていただいて、

とても嬉しそうに抱えて帰られた思い出があります。

 

廃刊ではなく休刊ですよね、いつか復刊しますように。

  

 

2010年5月 7日 20:57 |